ICBK80(ブラック)だけ買いたい場合
文字印刷が多いのでICBK80(ブラック)だけ買えればいい!という人も多いでしょう。
そんな場合はどこで買えばいいのでしょうか。純正インク・互換インクをそれぞれ比較していきます。
純正インクはいくら?
ブラック純正の相場は、650円~660円で買えれば最安値と言えるでしょう。
価格.comで調べてみると、最安値は654円~657円くらいを行ったり来たりしているようです。なので時期によって変動するといった感じではないようです。
安定して最安値を維持しているのはNTT-X Store、イートレンド、ひかりTVshoppingあたりでしょうね。送料も無料なのでこのへんが無難でしょう。
また、アマゾンも最安値なのですがプライム会員(有料サービス)専用商品のようです。
まあ最初の30日間は無料だし年会費3900円ってことは月325円なので、これで動画見放題もついてくるので入会するのも悪くないでしょう。
ICBK80L(増量パック)はどう?
増量パックのICBK80Lも通常モデル同様、まずは価格.comで最安値を調べて安くて送料無料のショップを選べばいいだけです。簡単ですね。
最安値は1,100円前後で推移しているようです。1,200円をオーバーしているようでしたら少し待ちかな?といったところ。こちらも先程の3店舗あたりが無難なようです。
アマゾンですとなぜかこっちはプライム専用ではなく誰でも購入できるようです。基準が分からない…。
プライム会員ではない人でアマゾンを利用する際は送料に注意してください。合計金額2,000円以上にならないと350円の送料が発生しちゃうので。
なので2個以上買うか、ついでに買うものがある場合に利用しましょう。
互換インクの場合
互換インクを購入する場合はそもそも価格が圧倒的に安いので増量パックのICBK80L互換品を選べば良いでしょう。
互換インクは競争が激しいようで価格がかなり変動しています。これで利益出るの?と思うショップもちらほら。
あれこれ言うより見てもらった方が早いでしょうね。
ちょっと安すぎのような気がします。安すぎて逆に不安になりそうですがあちこちのレビューを見る限りはそこまで問題はないようです。
個人的にいつも利用してて安心できるのは「インクのチップス楽天市場店」ですね。
単品だと580円とそこまで安くないのですが、5個セットを販売しててそれが1,000円。1個あたり200円で買えちゃいます。
これなら品質も価格もいい感じに納得できそうです。送料もネコポス(ポスト投函サービス)で無料ですし届くのも早いですし。楽天はポイントも付くのでオイシイですね。
互換インクは販売店が多すぎて悩むかもしれませんが、迷ったらレビュー投稿件数が多いショップを選ぶのが無難です。それだけ多くの人が買ってるという事ですから。そして一応レビューの中身も確認しましょう。
また、詰め替えインクに関する情報はこちらからどうぞ。
捨て方ってあるの?
エプソンのインクカートリッジの場合、地元の電機屋さんなどの入り口にカートリッジのリサイクルボックスが設置されていることが多いです。
環境のためにも、積極的にリサイクルに協力した方が良いでしょう。お店に寄るついで程度で出来るリサイクル方法です。
とはいえカートリッジは小さいですし、ついでとは言ってもつい忘れちゃいますよね。
そんな場合は仕方ないのでゴミに出してしまっても問題ありません。
ここで問題なのが「カートリッジは何ゴミなの?」ということですが、これは地方自治体によって取り扱いが異なります。
私の地域ですと燃えないゴミに分類されていますが、ぶっちゃけ燃えるゴミに混ぜても全然余裕で回収していきます(できればやめましょうね)
互換インクカートリッジの場合はエプソン社外品なのでリサイクルボックスに入れたらリサイクル業者が迷惑します。やめておきましょう。
互換インク販売店の中にはカラのカートリッジが一定数たまったら無料で回収してくれるところもあるようです。ですが数十個も使用済みカートリッジをためておくのはさすがに邪魔になります。その都度ゴミに出すほうが合理的でしょう。
なので結論としては「純正カートリッジならリサイクルボックスに、互換カートリッジならゴミに出す」がベストでしょう。
カートリッジを認識しない場合
せっかく買ったインクカートリッジが認識しないという状況はよくあるようです。
ですが大半は手順ミスなどで、やり直せば解決できる事が多いです。
まず、最も多いのがカートリッジのシールの剥がし忘れ。
カートリッジ上部に黄色い「PULL」などと書かれたシールを剥がしてからセットしないとカートリッジに空気が入らず、エラーの原因となる場合があるようです。
シールを剥がしても治らない場合は、剥がした部分のノリが残っていないかもチェックしてみましょう。もし残っていたら取り除きます。
それでも直らない場合はプリンターの電源を落としてみましょう。ですが、ただスイッチをオフにするだけではダメです。
インクカートリッジを全て取り外し、コンセントを抜き、10分程度待ってから差し込み直してください。
その間にカートリッジのICチップ(プリンターとつながる部分)を綿棒か乾いた布などで拭いておくのも良いでしょう。
これらを全て試しても認識しない場合はカートリッジ自体の不具合が予想されます。
純正インクでしたらメーカーに、互換インクでしたら購入したショップに問い合わせてみましょう。
ランニングコストは?
IC6CL80Lのインク代って実際どれくらいなのでしょうか?
でもこれを調べるのはなかなか難しくて、使用するプリンターによっても変わってくるし、写真を印刷するか、文書ばっかりか、そんな違いでも差が出てきます。
なのでここではEP-708Aを例に上げてランニングコストがどれくらいなのかをざっくりと説明してみますね。
EP-708Aの場合ですと、エプソン公式では
80L番インク使用時:約20.6円(L判・写真用紙<光沢>)となっています。
これは普通サイズの写真を印刷するのに用紙代とインク代合わせて20.6円かかるという意味です。
用紙代が1枚あたり約4.3円(計算省略)なので、純粋なインク代は一枚あたり16.3円になります。
これは純正インクを使用した場合です。純正インクの価格がおよそ6500円。
互換インク ですとおよそ1200円になりますので、インク代を約1/5にカットできます。
そうした場合の1枚あたりの印刷コストは、
インク代:3.26円
用紙代:4.3円
合計、7.56円となります。
リセッターとは?
IC6CL80の詰め替えインクを使う場合はリセッターが必要になります。
→IC6CL80用リセッター
リセッターとはインクカートリッジに記憶されている残量をリセットする装置なのですが、なぜリセットする必要があるかというと、
1.インクカートリッジはインクの残量を実際に計測しているわけではなく、印刷した量に応じてインク残量を記録している
2.なので詰め替え用のインクを継ぎ足してもインク残量は変わらないと認識される
3.リセット作業を行わずに印刷を続けているとカートリッジ側がインク残量ゼロと誤認識して、印刷が続行できなくなる
こんな流れになってしまうので詰め替えを行う前は必ずリセッターを使って「残量が満タンですよ」という状態にしてあげないといけないわけですね。
リセットする作業自体はとても簡単なので臆せずにチャレンジしましょう!
こんな人は純正を使おう
安くてとても重宝する互換インクですが、これだけは純正を使っておけというパターンもあります。
それは「長期保存用の写真」を印刷する場合。
最近は互換インクの品質もとても良くなっているのですが、やはり純正インクの方がコストがかかっている分、品質はどうしても純正インクに軍配が上がります(とはいえ、パッと見のクオリティーの差は素人ではほぼ分からないレベルにまでなってきていますが)。
その品質の差は、何年も長期保存していると次第に出てくることでしょう。
とは言え、互換インクで印刷した写真もきちんとしたアルバム保存して、日光が入らないような場所に保管しておけばある程度は大丈夫でしょう。
まあ最も大事な事は、元になる画像ファイルを無くさない、うっかり消さない事なんですけどね(笑)ファイルさえ残っていれば、プリンターが新しくなった時に再び印刷できますからね。
どんなインクが使われてるの?
IC80シリーズには6色染料インクが使用されています。
染料インクは粒子が細かく、紙に染み込みやすいという性質があります。
発色が良く、写真印刷に向いていると言えるでしょう。
反面、乾きにくいので印刷直後は注意が必要になります。水にも弱く、滲みやすいのも気を付けなければいけません。
IC80は全て染料インクですが中には黒のみ顔料インクを採用しているインクもあります。
顔料インクは水に強く乾きやすい。またクッキリとした発色が特徴なので文字を印刷しているのに向いています。
なので文字印刷をする事が多い人は黒が顔料インクのプリンターを選ぶのも手です。
エプソンで言うとPX-049Aなどに使われている「リコーダー(RDH-4CL)」というインクが4色顔料インクになっています。
→PX-049A(Amazon)